ルパンな日々

小さな〜出来事〜 小さな〜思い出〜♪
お久しぶりです。ものすごく御無沙汰しております。そしてものすご〜く緊張しております(苦笑)
このコラムは2回でお終いか?とのお声もちらほら挙がっておりますようで誠に恐縮なのですが、忘れた頃の第3回目、やっとこ更新させて頂きます。
初めて読んで下さる方の為に再記させて頂きますが、このコラムは私り〜さが幼少の頃から熱愛し続けております旧ルパン三世への熱き想いと自らの思い出・歩みを織り交ぜて勝手気侭に語らせて頂いているものですので、作品に対する本来のデータ収集や資料としての参考には全くもって不向きの為ご了承頂けたらと思います。
ではでは、相変わらずの気紛れぶりも健在ということで、今回もおつきあい頂けましたら幸いです(^^)


☆エンジン始動☆

さて、小学校高学年から中学生へと徐々に思春期の階段をトコトコ登り出すのと同時に、私のルパン熱もそれ迄の漠然とした想いから成長を遂げ、もっと具体的な手応えを感じるものへと移行していくのであります。
この小学校高学年時代も、幾度かの旧ルの再放送にめぐりあう度に、自分の居場所が戻って来てくれたような何とも言えない幸せに浸る事が出来、在り来たりだった毎日が一変してそれはもう楽しくて嬉しくて仕方ありませんでした(笑)
放課後もクラブ活動や友達づきあいは早々に切り上げ、夕刻には必ず自宅のテレビ前でスタンバっておりました。当時、習い事はピアノと算盤だけだったのですが、さすがにバスに乗って遠方まで通わなければならない算盤塾の日だけは放映開始までに自宅に戻る事は不可能で、歯がゆい思いをした事も今となっては懐かしい思い出です。
あの頃、ビデオ録画なんてものが簡単に出来る環境にあったら、あんなに苦労はしなかったのにとつくづく今の時代の便利さ有り難さを痛感しますね。

ルパン三世(諄い様ですが、此処ではテレビファーストシリーズの所謂“旧ルパン”を指します/笑)という一つの作品を、ほぼ30年近く愛し続けている自分なワケですが、これほど迄に何故ルパンに魅了されるのか・・・?
現在の話になりますが、未だその理由を自身に問いかける事もあり、自分なりの分析も途絶える事無く行いながら繰り返し作品をリピートさせ見入っている日々でして…。
このような日々に終止符が打たれる事はまず今の自分では考えられないと断言します。
私自身、遅まきながら一昨年暮れから始めたパソコンで、ネットによって知り合う事の出来た多くのルパンファン仲間達とのコミュニケーションの中から、新たに気付かされる事があまりにも多くある事に、ある種物凄い感動と感慨を覚え、なんて奥深い作品だったのだろう…!と、あらためて痛感させられるばかりです。
ルパンを知らない方達にこの想いをお伝えしたくて言葉にしようとしますと、何ていうか一言では説明しきれない難しさが蜷局を巻いておりまして(苦笑) 未だ新鮮さを失わない多くの魅力と発見のある作品、非常に時代性とスピリッツに富み、乾いたけだるい空気がまた粋といった、当時の子供番組としては確実に他の追随を許さない逸脱した魅力に溢れていた事と思います。遊びやユーモアはもちろん、ある時はハードボイルドある時はロマンティックに、スリルやサスペンスに加え、お色気からはたまた空想・思想までをも網羅した本当に子供が観るにはもったいないくらいの贅沢な作品であったと自分では考えております。
幼少当初より現在に至る迄、自分が旧ルに対して感じられる一番の魅力は、特に旧ル初期の作品に顕著にあらわれており、旧ルパンのムック本でも、かの演出家“大隅正秋氏”がこの辺りのルパン作品の思い入れと自ら描かれたルパンとなりの在り方を語っていらっしゃってた言葉そのままズバリではないかと。氏の言葉をお借りすれば、『キャラクターに劇画的メリハリを付けるのをやめて、力を抜いた演技をさせていこうというイメージを、自分も大塚康生さんも体質的に持っていたと思う』、と。そしてルパン達がどんなに大袈裟に天下国家を盗むような事をやる時でも、出来るだけ何でも無いリラックスした状態でキャラクターに演技させようという事を全過程においてなされたそうです。物凄くシビアで神経の張り詰めるような作業はたまた緊迫した場面であるにも関わらず、決して鋭い顔して躍起になるのではなく、全体に皆アンニュイな気分でデレ〜っとしながらも結果大層な事をやってのける…みたいな、そんな力の抜き加減、ファジーでいながら決めるところは決めるという粋なハードボイルド、そこに私が魅された一番のルパンの魅力が結集されていると言っても過言ではありません。(大隅正秋氏:双葉社アニメコレクション「ルパン三世」第2巻参照)

さて、話は現在から過去の小学校高学年だった頃の自分に戻りますが、虚構の中の、御伽の人物に恋しているといった現実離れもいいとこの自分を、まだ子供ながらも客観的に観ながらその熱の入れ込みようを冷めた目で容認しているようなところがあったかと思われます(笑)
かといって、自分の奥深いところでの刷り込まれたルパン像は決して色褪せる事無く、思春期を迎え男女間の意識というものをおぼろげにも感じ始めた事で、幼い時にルパンを観ていた際、ただただカッコイイ〜vとルパンだけに集中していて見逃していた、いや、視界にさえ入っていなかったゲストキャラ(特に女性)が気になり出し、特に峰不二子などの女性登場人物に、この頃になってやっと自分に嫉妬の感情がもたげて来たのです(苦笑) いつか大人になったら自分もこんな女になってやるーーっ!! みたいな無謀な野望がメラメラと沸き起こり、そして大人になった暁には現実の厳しさをいやがおうにも知らされる事になるというありがちな展開…(爆)
まあ、ルパンという作られたキャラに何故か心動かされ、幼い頃から今の今まで一貫して彼に、そして彼を取り巻く全てのモノに、世界観にと夢中になってやまない自分、なんでこんなに好きなんだろう〜;と、繰り返し過ぎて耳が痛くなるかもですが今でも時々不思議な気持ちになります(笑) それに、そのとてつも無く奥深いルパン世界のエクスタシーは、当時自分が知る限りの他のアニメや小説では決して得る事の出来ないものでした。もちろん当時読みふけっていた作品なんて数知れてますしね;

そのようにして、旧ルの再放送が繰り返し頻繁に流れた小学校高学年時期、最早生活の一部として切り離せなくなったルパン熱に、今度は自分なりの行動に出るというエンジンが掛かり出します。生活の一部になってしまった辺りを具体的に説明すると、毎日必ずルパンの音楽を流し、前回記述の録音テープを回し、毎日ちょっとずつルパン達の台詞を23話分、テープから聞き取りながら各回ノートに写し取ってタイトルも入れ、自分特製の脚本を書き、親に内緒で宿題の合間に膨大な量のルパン絵も描きといった日常です(笑) そしてもっと知りたい事や謎の部分を少しずつでも明らかにしていきたいなあという欲望が芽生えだし、当時の自分にとってのルパンにまつわる全ての疑問や不透明な部分解明の為、参考書を選ぶという本来の目的があって本屋や図書館に立ち寄れた時には常にアンテナを張り巡らせて「ルパン」に関する情報が少しでも得られないものかと真剣に探すようになりました。この事で初めてルパンといえばこの方!というお二方の情報が、遅まきながらも自分に舞い降りて来てくれるのでした(喜々)

《彼こそが…! その1》
小学5年のある日の事、放課後過ごす事の多かった学校の図書室で、ある教育雑誌を偶然見つけます。雑誌名まで覚えていないのが悔やまれますが、6年生向けくらいの内容で少し古い雑誌だったと思います。そのバックナンバーが図書室の片隅に地味ながらもズラリと揃っておりました。その中に描かれていた漫画の作者名が“モンキー・パンチ”とあるではないですか!!!! えっっ?!モンキー・パンチって、あのルパンのオープニングとエンディングに出て来るあのモンキー・パンチ?! 一瞬自分の周りの時間も自分も止まった一瞬だった事を覚えております(苦笑) それからはもう時間を忘れて片っ端から食い入るように貪り読んだのは言うまでもありません。その漫画は、詰め襟の学生服を着た何とかいう少年が主人公で、確か探偵?かなんかだったような覚えがあるんですが、う〜ん;これもまた断言出来ない程記憶が遠くてすみません(涙) 学園やその周りをめぐる様々な事件を次々解決して行くんじゃなかったかなあ〜と、朧げに思い出してみてるのですが…; しかし、今でこそ見慣れたあの独特のバタ臭さのあるコミックタッチはその時も健在でして(ん?なんか変な言い回しですが/笑)、その日本人離れした個性的なタッチに今迄見た事もない漫画のセンスとカッコ良さに魅了されて、当時の自分にとってはちょっといけない宝物を見つけてしまったような気分に浸れました(爆) 当然、彼が日本人だったというオチもその頃は知る由もありませんでしたが(笑)
「うわ〜〜v うわ〜〜v こんな洒落た絵描く人だったんだー!(驚愕) すごーい! そういえばなんかルパンっぽいぞvv ちょ〜〜っと感じは違うけど(爆) どんな人なんだろ〜v」などと、興奮しながらも、長年謎の人だった原作者のモンキー・パンチ氏に、原作のルパンを知るよりも早く、この教育雑誌にてその執筆絵に生まれて初めて出会う事とあいなったのであります。御本人の御顔写真を初めて拝見出来たのはそれよりも後になってからの事でした。雑誌よりも先、新聞か何かのインタビューで掲載されていたのを見つけたのが最初だった気がしますが、その辺の記憶も残念ながら定かではないです;

《彼こそが…! その2》
原作者となりを知り得た事で、幼なくも自分の中にあったルパンマニア度はいっきに高まり(笑)、着いた火が消える前にと次のターゲットへの模索を無意識に燃え上がらせていた野獣のごとく飢えた小羊だった自分は、ある日ついにその日を迎えるのです!(なんのこっちゃ/笑)
5年生だったか6年生だったか、やはり立ち読み中の本屋で手にとってパラパラとめくったアニメ雑誌に、ついにあの方の写真を見つける事が出来て自分の中で大きな感激と小さなカルチャーショックが(苦笑) “あの方”とは声の主、故:山田康雄氏(以降、山田さんと記しますねv)の事です。『この人が… この人がルパンの声を出してるんだ〜〜〜(驚愕) うわ〜;』 この瞬間まで、テロップに流れる《ルパンの声:山田康雄》なる人物がどういう人なのか自分の中では長い事大いに疑問で興味のある事だった割には、文書や画像としてその情報が得られた事が恥ずかしながら無かったワケでして(苦笑) 今はパソコン一つで幾らでも調べられる時代ですから現代の若いファンには笑われちゃいそうですが、当時はそんな時代でもない上におこづかいが自由に使える身でも無く、結構その辺の情報入手は何をどうしたら得られるのか自分でもよく判らない状態でして。単純にルパン=アニメなのだからと、アニメ関連の雑誌を観れば早いという簡単な導入さえも、今思えば不思議なくらいその頃の自分が気づくのは遅かったですねぇ〜; まあ、こうして色々勉強していくのであります(笑)

話を少し戻しますが、まあそんな風に山田さんの御尊顔を初めて知る事になったんです。ここだけの話なのですが、最初観た時、モノクロのその写真のお姿を何度もまじまじと眺めながら、『本当にこの男の人がルパンの声の人なの〜? なんか、信じられない〜!!!!(驚)』というのが正直な感想でした。自分の中では幼い頃からずーーっと、もっと違うイメージでルパンの声の人を思い描いていたものですからそのギャップみたいな感じが言い様もない違和感を感じてしまったようで、一瞬言葉が出ませんでした(苦笑) なんだろう…、パーマ頭にサングラス、そしてさりげなくオシャレに冬物を着こなした山田さんの、大人の男性を感じさせる数枚のモノクロショットだったのですが、意外な風貌にちょっとルパンのルの字も想像つかないというか。じゃあ、自分はどんなイメージの声優を思い描いていたのかというと、これまた上手く説明出来なくてちょっと歯がゆいのですが;
しかしその後テレビでの御活躍が増えて、全国の視聴者に彼がルパンの声の山田さんvと、御顔を知らない人のほうが少ないんじゃないかというくらい山田さんが有名(その時も充分有名だったと思いますが)になられた頃には自分の中での違和感はとうに消えて、山田さんだからルパンにあんな声がアテられるのね〜素敵〜vみたいに無事納得出来るようになって行きました(笑)
「ルパンと顔とかそっくりだよね〜!」っという周りの多くの声には今一つ納得しがたい自分でしたが、「そお?」なんて受け流す程度で反論するほどではありませんでしたが、顔がそっくりとかそういうんじゃ無いような…、なんかもっと違う次元で、彼らは“似ている”と思う自分の考えが、その後某雑誌でとある方が書かれているのを見つけて嬉しかったvという一件もあったりします(爽笑)

最愛の山田さんに出会えた雑誌のコーナー、その後あるアニメ雑誌で旧ルパンの特集記事を発見する事が出来た時は有頂天になってその場で小躍り(もちろん気分だけですよ/爆)! 見つけた時は涙が出るほど嬉しかったですねぇv この辺の詳しい話は中学校時代編でまたニヤケつつ語らせて頂きたいと思っております。

多少記憶の糸を探り探り書いてますので、話が前後する部分が多くて申し訳ないですが、そんな中、待ちに待ったテレビシリーズの「ルパン三世」がついにゴールデンタイムにスタートするニュースが!!!! テレビで知ったか友達に聞いたかどちらが先だったかはうろ覚えですが、ともかく毎週月曜、夜7時に新シリーズが放映されるとの事。 嗚呼、この時をどんなに…どんなに強く待ち望んだ事かっ(滝涙)
そして新ルパンとやらの絵柄も情報も何一つ得る事が出来ないままに、その日を指折り数え、決して決して見落とす事のないようにせねば(汗)と必死でした。でも、気掛かりな事が一つ・・・;
そう、ただ一つ問題があったのが… ウチの場合、父の威厳が第一で、夜の7時といえばNHKのニュースを観るのが定番; これは何とかしないとどうにもならない壁でありましたので、それからはもう“必死”です。 夕方の時間帯の再放送だったからこそ観せてもらえていた旧ルパンだったワケですが、今回ばかりはこの父にお許しを乞う為、毎日家事手伝いを必死でやり、父の御機嫌取りもそれこそ必死でやり、点数を上げておいた上でさんざ頼み込みまして(土下座までしたかも/笑)どうにかこうにかようやく月曜のこの時間帯だけは自分のテレビ枠を確保出来たのでありました(苦笑)それも放映日前日くらいだったというぎりちょんセーフの記憶が…(爆)

年バレ覚悟で書きますが(笑)当時、自分は小学6年。小学校生活にもうすぐ終止符を打つという黄昏れ気分いっぱいの秋、1977年10月3日月曜日の事です。時間帯は夜7時! これはもうあの時の私にとって一つの大きな事件でしたね(苦笑)

・・・という事で、この話の続きは次回!!!!(逃/笑)


※今回はちょっと長々とくどいまでに自分のルパン感を語ってしまいました。最後までおつき合い頂けた方、本当にお疲れ様でした。肩懲りましたよね〜 すみません(苦笑) 読んで下さった皆様に心より感謝申し上げます♪

(文・イラスト り〜さ☆)

 

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