テレまん噺
 

 やっと4回目をお送りします。
 今回の作品は、手塚作品の中でも 何度もリメイクされている代表作でもあり、皆さんもご存知の作品だと思いますが、今回は「虫プロ」版についてです。ただ、一回で収まらなかったので、次回もこのネタ続きます(^_^;)。

その4  サバンナに白いたてがみが、なびいた・・・
【「ジャングル大帝」#1〔主題歌と副主題歌〕】

 先にクイズを考案した際、皆さん知ってるんだけど細かい所はちょっと・・・ と思われた方も多かったのでは??
  有名な所では、日本アニメ史上初のカラー連続テレビまんが映画って事と、作曲が「世界のトミタ(勲氏)」 だって事でしょうか。しかし、放送当時カラーで見る事が出来た人なんて、 殆どいないでしょう。私の本放送の記憶も、もちろんモノクロです。当時のCM中で、「サンヨーキャビット」というアニメのインディアンの少年が 出てくるストーブのCMを、何となく覚えてるんですが・・・。

 そう、本放送を知っている人は、当時「ジャングル大帝」の提供が「サンヨー電機」だった事は、大抵記憶に残っていると思います。
  先日、東芝EMIから発売されている「ミュージッククリップ」シリーズの「ジャングル大帝」CDをようやく入手しました。前、レンタルした時にビックリしたんですが、デュークエイセスの歌う「新ジャングル大帝・ 進め!レオ」の主題歌が入ってました。いえ、正確にはそれは 「ジャングル大帝」本放送時のサンヨー側で作ったトリローソング(CM)なのでした。 主題歌「ア〜ア〜♪」以外にも、CMタイム中に 「吼えろジャングルで〜♪」と流れたのです。
  が、その事は主題歌が 二つも存在している様で、アニメの製作スタッフをかなり困惑させたようです。 その曲をはずしてもらいたいとスタッフサイドは考えたそうですが、 結局その曲は続編の「新ジャングル大帝〜」で、富田勲氏がアレンジし、歌手を変えて主題歌として再使用されました。当時スポンサーとスタッフ の間で、一体どんなやりとりがあったのでしょう・・・。

 音楽と言えば、この作品の雄大なテーマソング・・・当時のテレビまんが30分モノが一本出来るほどの予算をつぎ込んだという、フルアニメの オープニングも有名ですが、テレビでかかる主題歌は全て「ア〜」で通すモノと、歌詞が若干入ってるモノとの二種類があります。 しかもエンディングも、 1コーラスバージョンと2コーラスバージョンの二種類あります。
 これは 本放送時、どういう使われ方をしたのかがよくわかっていません。何でも 第1話「行け、パンジャの子」では、エンディングを流す時間もなかった(本放送時)との事でしたが、再放送時にはチャンと流れているのですから。 再放送時もその都度、主題歌(オープニング)や副主題歌(エンディング)の扱いがマチマチなのでした。

 さらに、当時初めて朝日ソノラマの「ソノシート」だけではなく、「レコード」化権を日本コロムビアが取得した(エンディング歌手が、コロムビアの専属歌手の弘田三枝子さんだった事もあり)のですが、このレコードは逆にオープニングの歌手がテレビの歌手の方と違い、しかも エンディングもテレビの歌詞と全く違う別バージョンという形でした。
 だから当時、テレビで実際に流れたオープニングが収録されたものは、 朝日ソノラマ分のみ(が、若干歌い方がテレビと違う)。エンディングの テレビのオリジナル曲は、ソノシートにもレコードにも収録されずという現象が起こってしまいました。レコード版のエンディングというのは、曲と歌手は同じで歌詞が違うというモノ。レコード版は、劇場用総集編 の方で使われましたけど。

 このエンディングの歌詞がテレビとレコードで違う、というのは 後のアニメレコードでもたまにあったりしましたが(「フランダース の犬」のエンディングとか)、結局のところ、たくさん書いたエンディング用歌詞の中で、テレビとレコードで使用されたモノが違っていたというのがその事情らしいんですが・・・。どうして、そんな事に〜??

 次回は内容やBGMなどについても、触れたいと思います。

その5につづく


カット:ニャンちゅう

 
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