テレまん噺
 

2回目に取り上げるのは、私の大好きな二大作曲家のうちの 一人、ヤマタケこと山下毅雄さん。
とにかく、大好きなのです。

その2 ヤマタケファン・・・「旧ルパン」の曲に惚れた私(^_^)

 山下毅雄さんというと、昭和40年代前後のTV番組に欠かせない作曲家ともいえます。私自身、「旧ルパン」のあまりのノリの良さに、すごく興味を抱いた作曲家でした。調べてみると、印象に残ってる曲や、私の好きだった番組の大半がこの方の作曲だったのです。

  特徴としては、「テーマ崩し」と言われる、一つのテーマを徹底的に アレンジする作法や、口笛(本人による)やスキャットの多用、名前の連呼などの独特のメロディラインでしょうか?

  今でこそ、TVで聞けるヤマタケソングは「大岡越前」とか 「パネルクイズアタック25」位 なのですが、昔は本当にたくさん作曲されてました。
  他にすぐ浮かぶのは「七人の刑事」「江戸を斬る・梓右近隠密帖」「タイムショック」他・・・。

  近年、ヤマタケブームらしく「ヤマタケマニア」なる多数のアーティストによるヤマタケ音楽のアレンジCDが出たりもしてますが、それよりもオリジナル音源の方が聴きたい、と思ってしまう私です。
  しかし今聴こうと思うと、主題歌・副主題歌以外ですと、VAPから出てるCD位 なのです。
  実写では、「一匹狼」「悪魔くん」「ジャイアント・ロボ」「プレイガール」及び「〃・Q」など。
  アニメの方はというと、VAPの「旧ルパン三世 ’71MEトラックス」やコロムビアの新録「旧ルパン」。東芝EMIのミュージック・ クリップシリーズの「ガンバの冒険」「スーパージェッター」などなど。 (このシリーズ、「冒険ガボテン島」は出たんでしょうか?)

  しかし、アニメの方は不完全極まる収録で、TCJ(エイケン)や虫プロはBGMマスターテープが、キチンと残っていない作品もあるようですし、マスターテープの存在するモノでも「佐武と市」は一部紛失。
  逆にあまりにも有名なのは、東京ムービーの「旧ルパン」が 全て行方不明という事実。
  同じムービーの「ガンバ」は、オリジナル音源がCDに入ってますが、収録曲が少なすぎて 有名なのに入ってない曲も多数あります。
  さらに昔、LPで出た「佐武と市捕物控」収録の現存する名曲BGM(クラウンの山下さんのCDにちょっとは入ってましたが)や、「わんぱく探偵団(虫プロ)」「仙人部落(TCJ)」「アンデス少年 ペペロの冒険(和光プロ)」というCDにすらなってないBGMも多いです。
  他にも東映マンガ祭りの「魔犬ライナー0011変身せよ」、エイケンの「のらくろ」も山下さんでしたっけ。 中の音楽も、もう一度聴きたいよ〜!(アニメじゃないけど、「丸出だめ夫」とか「怪盗ラレロ」なんていう実写 もあり。)

  ところでヤマタケさんは、作曲する際にシナリオやフィルムとかの資料は、一切ご覧にはならないそうです。
 「ルパン」は知人の山田康雄氏が演じる、「佐武と市」は石森章太郎(当時)のアニメ、「ガンバ」はネズミ、この程度の認識であれらの名曲が出来てしまったとか。

 さらに「わんぱく探偵団」の折のスタッフ「りんたろう」さんとの縁で、「佐武と市」の作曲担当となり、「佐武と市」に後から参加となった東映動画のスタッフ田宮武さんが音楽にかなり惚れこんで、今度は自分担当の「魔犬ライナー」の作曲を依頼された・・・なんていう話もあるのです。

Disk  ご病気その他で、今は殆ど作曲という一線ではご活躍がないようですが、新しい名サウンドを是非また聴きたいと願っている私でした。と、今回はこの辺りで、お終いにしま〜す(^O^)。

PS
その1:「旧ルパン」の時の五エ門のテーマBGMが、実は「佐武と市」の市やんのテーマの流用なのでした。
その2:音楽に惚れすぎた(?)田宮さんは、「バビル2世」の時、演出担当の「謎のイプシロン星人」の回で、「魔犬ライナー」の音楽ばかりを流してました(^O^)。(ホントは菊池さんなのに(^_^;))


カット:ニャンちゅう

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