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女の子向けの番組だったが、サリーちゃんに代表される魔法使いシリーズとは一線を画した、少女マンガベースのテレビまんがの草分け的存在。ぼくの住んでいた新潟では、オバQ、パーマン、怪物クン...と続いてきた不二家の枠(日曜19:30〜)で放送されていた。その30分前には武田薬品提供のウルトラシリーズ。なので、この時間帯は幼い頃からの習慣で絶対にはずせない枠になっていた。
それが「サインはV」、「アテンションプリーズ」その次が「美しきチャレンジャー」、「美人はいかが」とこの時間枠はいつ
の間にか女の子向けの時間になってしまっていたのだが、姉と妹にはさまれて育った境遇のため、それほど意識しないで一緒に観ていたものだ。それでも藤子不二雄のマンガの方が面
白かったし、ナニより幼いぼくにとって実写ドラマは退屈な面もあった。
そんなとき、久々にマンガが復活したと思ったらこの「モンシェリCoCo」だったのだ。(その前の「ミュンヘンへの道」も子供にはちょっと分かりづらかった。テーマソングはカッコ良かったので今でも憶えているけど)正直言ってちょっぴりがっかりした。マンガだと言うことで、とりあえず惰性で観ていたようなものだ。それでも何故か記憶にあるのは、妹がコミックスを持っていたせいだろう。しかも自分から借りて読んだのだから、結構気に入っていたのかも知れない。
忘れられないのは終盤から最終回に繋がっていくエピソード。ココは「着る人の個性を引き出すデザイン」を求めて、
浮浪児同然のアンジェリカと言う女の子を抜擢する。薄汚い少年のようだったアンジェリカはココのデザインした服を着て、見違えるような女の子に生まれ変わる。それ以来ココと行動を共にするのだが、ココに密かな想いを寄せる青年ジェルにいつしか恋をしてしまう。ジェルはいつも彼女を支えて来ているのだが、ココは気付きもせずに仕事に夢中になっている。積極的なアンジェリカは、ジェルに想いを打ち明けてしまい、ココの知らぬ
間に強引に婚約を決めてしまうのだ。ココは顔も知らない母親を求めて日本にやってくる。探していた母と偶然めぐり会うが、すでに家庭を持ち、子供もいることを知ってガックリ肩を落としてホテルに戻るココ。そんなココにアンジェリカはお構いなしにジェルとの婚約を告げ、その時初めて自分のジェルへの気持ちに気が付き、仕事が手に着かなくなってしまうのだ。そんな中で迎えた最終回、アンジェリカはジェルに婚約指輪をねだり、サイズと誕生石を指定して三十三間堂で渡して欲しいと告げる。不審に思いながら三十三間堂へ行ったジェルを待っていたのは、アンジェリカと待ち合わせのつもりで来ていたココだった。
ジェルが取り出した指輪は、サイズも誕生石もココに合わせたものだった...。
(文:ムラぼんさん)
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