もーれつア太郎

 

データ
原作/ 赤塚不二夫 制作/ 東映動画
キー局/ NET 放送時間/ 金曜7:30PM〜
放映期間/ S44/4/4〜S45/12/25
形式/ 15分2話 (30分1話完結の回有り) 回数/ 90回(全144本)
脚本/ 辻真先 雪室俊一 小沢洋 山崎忠昭 安藤豊弘
演出/ 山口康男 田宮武 西沢信孝 白根徳重
作画/ 田島実 永樹凡人 国保誠 木村圭市郎

 

主題歌
タイトル 作詞 作曲
花のア太郎 河内洋 いずみたく
江戸っ子のスキャット 河内洋 いずみたく
ニャロメの唄 東映動画企画室 いずみたく
もーれつ音頭 河内洋 いずみたく

 

山本圭子(ア太郎) 加藤みどり(デコッ八) 永井一郎(X五郎) 大竹宏(ニャロメ)

 

解説
 江戸っ子の八百屋ア太郎と、子分のデコッ八が巻き起こす義理人情ギャグアニメ。
 赤塚不二夫らしく、ヒットキャラクターが多数登場。ニャロメ、ケムンパス、ベシ、ブタ松、ココロの親分等、流行語も連発。

 

投稿解説

 八百X(やおばつ)のおやじX五郎は、小さな子供の風船を取ってやろうとして木から落ちて死んでしまう。残された一人息子のア太郎は稼業を継いで八百屋となる。しかし息子のことが気にかかるX五郎は、神様に頼んで時々天国からこの世にやってくるが、幽霊となったX五郎のことはア太郎以外には見えない。

 そうしてひとりで八百屋をきりもりするア太郎のところに、ア太郎の男らしさに惚れ込んだデコッ八が子分にしてくれと転がり込んでくる。
 そんなア太郎とデコッ八の八百屋を中心にいろんな騒動が起こるが、そこに赤塚不二夫お得意のユニークなキャラクターが絡んでくる。

 ネコのくせに人間の女の子が好きで、振られてばかりいるお馴染みのニャロメは「バナナ」を「バニャニャ」としか言えず、デコッ八に馬鹿にされたりするが憎めないキャラ。
 たくさんのブタを子分に持つブタ松も義理人情に厚く、デコッ八を親分と仰ぐ。
 タヌキか人間かわからないココロのボスは、喋り言葉の語尾に「のココロ」が必ず付く。他にも「ハァー、ポックンポックン」とか「クーダラナイ、クーダラナイ」と独特の台詞を発する。
 そのほか毛虫のケムンパスは「〜でやんす」カエルのべしは「〜だべし」と、それぞれユニークな喋り方をする。

 任侠もののこどもまんが版といった趣のこの物語のテーマは、やはり「義理人情」だ。
 その部分だけ採るといじめにしか見えないようなさんざんな目に遭うニャロメにも、必ずどこかに救いのあるポイントがストーリーに織り込まれていたりする。キャラクターは勿論完璧な者はなく、主人公であっても義理人情に背くような行動をとることがあるが、そんな場合には必ず報いの結末が待っていたりする。
 そこが私がこの作品を愛してやまぬ所以である。
 「ドゥビ・ドゥビ・ドゥ〜ワ」や、「言いたいことを言え、ニャロメ!」のエンディングテーマも懐かしい。

(文:焼鱈さん)

 


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