紅三四郎

 

データ
原作/ 吉田竜夫

制作/ 竜の子プロ
画: なおやんさん
キー局/ フジテレビ 放送時間/ 水曜7:00PM〜
放映期間/ S44/4/2〜S44/9/24
形式/ 30分1話完結 回数/ 26回
脚本/ 鳥海尽三
演出/ 九里一平
作画/ 田中英二

 

主題歌
タイトル 作詞 作曲
紅三四郎 (堀江美都子版)  丘灯至夫 和田香苗
夕陽の男 丘灯至夫 和田香苗
紅三四郎(美樹克彦版) 関沢新一 越部信義
男の荒野 関沢新一 越部信義

 

西川幾雄(三四郎) 雷門ケン坊(ケン坊) 内海賢二(ナレーター)

 

解説
 父を倒した片目の男を探して旅に出た、真紅の柔道着をまとった紅三四郎のアクションストーリー。

 

投稿解説

★日本初の本格的格闘アニメ、それが本作、紅三四郎だ!

★ストーリー

  かつて、講道館四天王の一人と恐れられた紅正五郎は、空手と柔道をミックスし、相手と場所を選ばない流儀「紅流」を創始する。
  ある日、正五郎は謎の武道家と決闘をし敗れてしまう。そこへ駆けつけた息子、三四郎は、倒れた父の姿を発見、相手は誰なんだと問う三四郎に対し、
  「追うな、おまえの勝てる相手ではない」の一言を残し絶命する。
  「父さーーーんっ」と三四郎が絶叫する中、ふとそばを見ると、義眼が落ちていた。 三四郎は言う、「父さんより強い男、それは片目の男だ」
  いつしか三四郎の心に武道家として、父の仇として片目の男を探す決意がみなぎるのだった。
  かくして、三四郎は赤いバイク紅号にまたがり、片目の男を捜すため世界へと旅立つのだった。

★解説

  『宇宙エース』で幕をあけたタツノコプロ作品第五作目であり、カラー作品としては第三作目に当たる。
  タツノコ初期の作風はタツノコプロ創始者「故・吉田竜夫氏」の絵のタッチが残っていて、劇画調な竜夫氏初期の絵を表現するのにアニメーター達は苦労したらしい。 だが、苦労した甲斐もあり、優秀なスタッフと情熱に恵まれ、本作は痛快娯楽作となった。
  見所はなんといっても、世界中を回り、数々の強敵に挑む三四郎の姿にあるだろう。 しかも、闘う場所が、タツノコらしい無国籍で、竹林、橋の上、鉄塔の上、荒野、嵐の夜などなど、まさしく場所は多種多様で飽きさせない。
  さらに凄いのは、闘う敵である。第二話「摩天楼の片目」では、無音達人流なる片目の居合抜き、第八話「魔の超人マシン」ではマッドサイエンティストによって改造されたサイボーグ女との悲しい死闘、第十話「幻の独眼帝王」では幻影を駆使するミイラと、 第十一話「キリマンジャロの戦士」ではマサイ族の戦士、サイ、大蛇、ライオン、など その他にも片腕猿人やマグマ流なる催眠術を駆使した地底人など相手はまさしく、荒唐無稽を通 り越して、見世物的な面白さに満ちている。
  それと、もう1点忘れてはならない事がある。それは、三四郎が闘う時に着る、赤い柔道衣である。いや、着るのではない、変身と形容すべきであろう。 三四郎は別に柔道衣着なくても十分強いのであるが、ここぞという敵と闘う時などには着ずにおられないのだ。下が普通 の白ズボンに赤い柔道衣というよく考えたら妙なセンスではあるけども、この変身シーン(あえてこう言う)はよく空中で行われるのだ。ケン坊とボケという犬が、三四郎にくっついて歩いているのだが、このケン坊は、何故かいつも三四郎が、置き忘れてしまう柔道衣を、 「それっ!アニキ〜柔道衣だよっ!!」とナイスタイミングで投げつける、心憎い坊主なのだ。そのわりには、よく置いてけぼりをくらっていたけど・・・・。
  とにかく、このアニメは梶原一騎の格闘技の世界、そして吉田タッチが好きな人なら涙が出るくらい素晴らしいアニメなのである。柔術がブームになった現在の格闘技を考えると25年くらい早すぎたアニメかもしれない。

(文:なおやんさん 画:し〜さん)

 


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