ゲゲゲの鬼太郎

 

データ
原作/ 水木しげる 制作/ 東映動画
ジローさん
キー局/ フジテレビ 放送時間/
水曜6:15PM(〜13)
日曜6:30PM(14〜)
放映期間/ S43/1/3〜S44/3/30
形式/ 30分1話完結 回数/ 65回
脚本/ 辻真先 高久進 若井基成 雪室俊一
演出/ 山口康男 黒田昌郎 白根徳重 高見義雄
作画/ 細田暉雄

 

主題歌
タイトル 作詞 作曲
ゲゲゲの鬼太郎 水木しげる いずみたく
カランコロンのうた 水木しげる いずみたく
鬼太郎ナイナイ音頭 水木しげる いずみたく

 

野沢雅子(鬼太郎) 大塚周夫(ねずみ男) 田の中勇(目玉親父)

 

解説
 紙芝居「墓場の鬼太郎」として有名だった作品を漫画化した水木しげるの作品のアニメ化。
 祖先から伝わるちゃんちゃんこと下駄、鬼太郎自身の持つ不思議な力を使って、この世にはびこる悪い妖怪と闘う。
 この後何世代にも渡ってシリーズ化され、人気を博していることからも推察されるように、こうした人間の根本に眠るお化けものへの関心は、環境が進歩しても普遍のものなのかもしれない。

 

投稿解説

 内容はさんざん言い尽くされているが、アニメとしての本作に言及している例はごく僅かで、それだけアニメとしての評価が低いのかもしれない。
 作画技術の拙劣さや脚本の錬度の低さを再見して痛感した。水木作品の独特なタッチを、この当時の技術で再現するのは至難の技であったろうが、それにしても残念である(キャラクター設定のアレンジが秀逸なだけに尚更残念)。
 脚本面もしかりで、この後の71年版で傑作が続出することが信じられないくらだ。特にラストをがらりと変えた「妖怪獣」や「妖怪大戦争」などはぶちこわしと言っていい。

 そんな中で「吸血鬼エリート」はおそらくこのシリーズの最高傑作だろう。
 原作では最後まで復活しない鬼太郎を早々と蘇生させた点は評価の分かれ目としても、基本的な流れ、人物配置、心理描写 をほぼ原作通りに展開させ得たのはこのシリーズでは稀有な例であるし、シリーズの基本設定を無視し、ほぼ完全な水木タッチを通 した作画の努力は大いに讃えされるべきだ。特にねずみ男の口元の処理は感動。

 などと色々言ったが、やはり当時の常識を打破しテレビ化を実現させたスタッフの努力には、素直に頭を垂れざるを得ない。この作品がOAされなければ、恐らく現在の自分は全然違った人間になっていただろうから。私的な理由で恐縮だが、それほどこの作品が私に与えた影響は大きいのである。

(文:AMANAIさん)

 


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