昨日今日明日 昨日・今日・明日
作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
井上順之

 

 昨日が終わった今日は何から何までつらいのだ…。
 というわけで、井上順(笑)。この『昨日・今日・明日』の時は“井上順之”て云ってたな。一時のことだったから、姓名判断か何かの理由か。

 ところで、この『オブラディ・オブラダ』な『昨日・今日・明日』が僕は好きだった。シングル・レコードも買った。もっと云えば、こぼれちゃいけないといつも云ってた『』も持ってるし、ギターとピアノのアンサンブルが背中をくすぐる『お世話になりました』も持ってる。『幸せくん』は持っていないが(爆)、『風の中』は拓郎絡みで買った。

 何がそんなに僕を井上順に突き進ませるのか?

 ひとつはあのフラットした声だ(失礼(笑))。
 井上順の歌声は、スパイダースの時代から所謂“歌を歌うところのトーン”に位置していない。あれは“喋り”のトーンだ。
 しかし“喋り”のトーンのボーカルは、ダブル・トラックで処理(ユニゾンで一人で2度歌って、オーバー・ダビングする)すると、何とも云えぬ 味わいを漂わせる。
 大抵の場合ボーカルのダブル・トラックは、歌唱の下手さや声量のなさをカバーするために施されるものだが、ジョン・レノンなどはとても効果 的にその手法をふんだんに使っている。井上順の場合は勿論、歌の下手さをカバーする為のものだが、あの声質はとてもダブル・トラックにマッチしている。

 恐らく、世間一般のまっとうな好みからすれば、井上順の歌は評価の対象外になってしまうんだろうが、僕は何故か井上順と大場久美子のダブル・トラックのボイスに弱い。これは極めて特殊な趣味だと思うので、今までひた隠しに隠してきたが(爆)。ついでに、あの駄 洒落にも弱い。

 個人的趣味はさておき、ピンクレディーを生み出したコンビによる『昨日・今日・明日』は、イントロのブラスからして清純でなかなか良い歌だ。
 井上順の声がどこかとぼけているので、ぴったりフィットの『お世話になりました』とか『なんとなく なんとなく』みたいな歌の方が代表作になっているが、僕は『昨日・今日・明日』がイチオシ。…って、だれに推してるんだか(笑)。
かなしい話はちぎり 窓から捨てたらいいさ
すぐそこに待っている 幸せが待ってる
 そうそう以前、井上順の歌を求め、中古店で『いつまでも どこまでも』と『なんとなく なんとなく』のカップリング・シングルを見つけ購入したら、名義は“井上順”なのに、中身はスパイダースのテイクでやんの!(ったく)

 しかし… 今どき井上順についてこんなに語っているのもオレくらいなもンだろうな。。。 この情熱をも少し仕事に注げ! >ヤ〜だべん。

 


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