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風になりたい
作詞・作曲 吉田拓郎
川村ゆうこ |
吉田拓郎ソング・ブックみたいなCD『よしだのうた』がリリースされた。
これは拓郎が他のシンガーの為に書いた曲を集めたオムニバスで、数年前に東芝から『我が良き友よ』ってのも発売されてる。今回のフォーライフ版は、レコード会社の垣根を飛び越えての16曲で、若干東芝の『我が良き友よ』と重複している歌があるけれど、割と拓郎の提供曲の中ではメジャーなものが収録されている。
この収録曲全部を僕はレコードで持っているんだけど、それでもCDを買っちゃうっていうのはファンの性というか、まあ、いまはわざわざシングル・レコードを引っぱり出してプレイヤーに乗せるのも面
倒だから(笑)。
で、久々に聴いて、やっぱりいいなぁ〜って思ったのは、川村ゆうこの『風になりたい』。
知ってるかな? 川村ゆうこ(笑)。
小室(哲哉じゃないよ!)・拓郎・陽水・泉谷の4人で設立されたフォーライフレコードが新人募集をして、見事合格・デビューしたのがこの川村ゆうこ。
キャッチ・フレーズは「5人目のフォーライフ」。
拓郎がプロデュースすることになって、詞・曲とも拓郎による『風になりたい』のデビュー・シングルが切られた。
フォーライフも社運を賭けていただろうし、注目度もかなりなものだったから、渾身の力を込めて書きました… って仕上がり。うん、とってもいい歌。
この歌、その15年後位に拓郎がセルフ・カバーをしていて、それがまた良い仕上がりで。その時は「あ、、、拓郎本人の方がいいな」なんて目新しさもあってか思っていたけど、こうしてまた年月を経て2者同じスタンスで聴き比べると、川村ゆうこ版の良さがグッと滲みてくる。
まず、イントロがいい。こんな勿体付けた不思議なイントロってないよね。アレンジは松任谷正隆なんだけど、これが素晴らしい。
そして淡々とした歌を淡々としたリズムが支えていて、不安定で脆そうな女心を歌っているのにちょっとドライ… でも側にいたらすっと抱きしめたくなる(笑)、そんなビミョーなニュアンスが決して巧くない歌に表れている。
やさしくされたら ゆれてしまいそう
追いかけたくても 一人で残ります
悲しむことより 想い出作りに
私は今でも 時を送りたい
通り過ぎる あなたが風なら
私も今すぐ 風になりたい
でも、結局ヒットはしなかったんじゃなかったかな。
テレビには出てたのかなぁ。。。憶えているのは『セブンスターショー』の拓郎の回にゲスト出演した時くらいのもの。
あとはニッポン放送で『フォーライフ・フォー・ユー』って番組のパーソナリティをガロの大野真澄としていて、その公開を何度か観に行ったことがあって。その頃出た『旅人のように』って歌も好きだったな。
その後、川村ゆうこがどうしたのか全く知らない。
ロックに転向したとか、そんな話もどこかで読んだけど、よくわからない。ネットで検索しても出てこなかった。
その後フォーライフの新人オーディションからは、原田真二、杏里というスターが生まれた。
【よしだのうた】
- あゝ青春 〜トランザム
- 雪 〜猫
- たどりついたらいつも雨ふり 〜モップス
- いつか街で会ったなら 〜中村雅俊
- 僕は何をやってもだめな男です 〜南こうせつとかぐや姫
- 狼なんか怖くない 〜石野真子
- やさしい悪魔 〜キャンディーズ
- 風になりたい 〜川村ゆうこ
- 襟裳岬 〜森進一
- メランコリー 〜梓みちよ
- 歌ってよ夕陽の歌を 〜森山良子
- 僕 笑っちゃいます 〜風見慎吾
- 風の街 〜山田パンダ
- 失恋魔術師 〜太田裕美
- 東京メルヘン 〜木之内みどり
- 我が良き友よ 〜かまやつひろし
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