二色の独楽 月が笑う
作詞・作曲 井上陽水

井上陽水

 

 昔いっしょに暮らしていたその人は陽水のファンで、その形見(笑)のように僕のレコード棚にはまだ彼女の忘れて行った陽水のアルバムが数枚ある。
洗濯は君で 見守るのは僕
シャツの色が水に溶けて
君はいつも安物買い

〜『あどけない君の仕草』
 恐らく前夫人との暮らしを歌ったのだろうこの歌を聴くと、僕は彼女のことを思い出す。
 売れた芸能人が離婚をし、新しいきれいな奥さんをもらったというワイド・ショーのニュースを観るたび女房は、「オトコってどうして有名になると、苦労した時代を支えた女の人はサッサと捨てちゃって、新しい派手な人に乗り換えるのかしら…」みたいなことを云う(笑)。

 月のきれいなこの季節、気が付くとふと口ずさんでる歌がある。丘の上の小さなアパートの部屋でギターをそっと弾きながら、彼女と二人よくハモった歌。。。
いつもの夜が窓の色を
知らぬ間に変えて
我が家に来ました

薄着の君は頬杖して
夜をはおれたら
寒くはないのに

やさしいのは誰です?
夜よりやさしいのは?
さみしいのは誰です?
僕よりさみしいのは?

指輪の跡が白くなって
月日の流れの
速さにぬかれた

形を決めて夢を作る
転がる形に
出来ればいいのに

時計はいつも通り
ボーンボーンと
この部屋の為だけに
ボーンボーンと

話は尽きて月が笑う
君と僕以外
帰り道もない


 あんまりいい歌で、涙がこぼれた。

 


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