二人の夏 二人の夏
作詞・作曲 浜田省吾

愛奴

 

 CBSソニーとしては強力なプッシュもしてて、150万枚は売れる!な〜んて前評判で、結局は全然売れなかったんだよね、この歌(笑)。
 でも、いい歌だぁ。

 愛奴は、浜田省吾が在籍していた広島出身のグループ。他には町支寛二と青山徹がいた。
 町支寛二は広島フォーク村のアルバムにも名前があるから、そんなツテなのか(詳しいことは知らない)、愛奴は最初、吉田拓郎のバックバンドとして名前が知られた。よしだたくろう&かまやつひろしのデュエット曲『シンシア』のB面 、『竜飛崎』のバッキングがレコード・デビュー。
 その後、拓郎が小室、陽水、泉谷の4人でフォーライフを設立してCBSソニーを離れ、その75年に愛奴のデビュー・シングル『二人の夏』は発売になった。

 当時のことはよく憶えてる。
 兎に角、フォーライフ一色だったんだよ、話題は。フォークが台頭してきて、フォークは商売になる!と各レコード会社が動き始めたその矢先、ドル箱だった拓郎(CBSソニー)と陽水(ポリドール)が抜けて、自分達でレコード会社を興しちゃうってんだから、行く末の不安を抱えながらも、ギョーカイはこの話で持ちきり。学校でも、結構な話題だったもん。
 そこへ持ってきて拓郎は、かぐや姫と一緒につま恋でオールナイトのイベントをするなんて云い出して、夏の話題をかっさらってたからね… 『二人の夏』なんて人知れず発売されて、人知れず散ったようなもの(笑)。

 でも、ラジオでオン・エアされたこの歌を聴いて、「あ、オシャレな歌だな」って思った。フォーク一色の機運の中にあって、とっても印象的だった。聴こえるか聴こえないかのギターの短いイントロだから、初めて聴いた時にはイントロ無しで「ふ〜たりの〜夏〜は〜♪」のファルセット・ボイスが飛び出したように勘違いしてたな。
 全編聴けば、ビーチ・ボーイズの雰囲気がモロなんだけど、歌い出しの「ふ〜たりの〜夏〜は〜♪」のメロディーはビーチ・ボーイズじゃないよね。歌のコード運びやコーラス・ワークよりも先に、この「ふ〜たりの〜夏〜は〜♪」のメロディがとても気になった。

 ボーカルは町支寛二と青山徹。きっちりとしてるし、上手いよね。浜田省吾が歌ってたら、きっと台無しだったと思う(後にソロで出してるけど(笑))。

 …あれからもう26年 !???
 26年も、夏がくる度僕はこのレコードをかけてるんだ(笑)。

 


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