Endless Summer
The BEACH BOYS

 

 「なんだよ、ベスト盤かよ!」なんて云わないで(^-^;
 ビーチ・ボーイズの最高傑作と云えばアルバム『Pet Sounds』って、ちょっと音楽好きの人間なら答えるんだろうけど、敢えて今回は『終わりなき夏(Endless Summer)』を。もう夏がそこまで来てるし=^-^=

 一昨年('99年)、念願のブライアン・ウィルソンの日本公演を観て、つくづく感じたワケさ。ここ何年もビーチ・ボーイズの評価と云うか、ファン気質と云うか、初期のノーテンキなヒット曲をないがしろにして、『Pet Sounds』を頂点としたやれ『Smily Smile』だ、やれ『Wild Honey』だ、やれ『Friends』だ… といったパラノイア的部分ばかりを語りすぎているようなきらいがあるでしょ。逆に若い新しいファンなんて、その伝説に躍らされて『Pet Sounds』から聴き始めちゃうみたいな。やっぱりそれはイカンと(笑)。
 イカンっつったって、僕もだって『Pet Sounds』の美しさにはココロもカラダも持ってかれちゃって、ところ構わず誰も聞かされたくもないだろう蘊蓄を並べたてる大馬鹿者だったりしたんだけどf(^_^;)

 で、ブライアンの公演。勿論『Pet Sounds』の再現!みたいなシーンもあったんだけど、ソロとして発表したナンバーも交えながら、やはり中心はビーチ・ボーイズのお馴染みのヒット曲で、でもこれがね、意外と云ったら失礼なんだけど、なんかすご〜く良くって。
 それこそ中学生の頃から擦り切れるくらい聴いて、食傷気味な感さえ拭えなかったサーフィン/ホット・ロッドのシングル・ナンバーが、圧倒的な感動を持って僕を襲ってきた。
 あの日はどうしたことか、じっくり腰を据えて聴いちゃったというか、聴かせるチカラもそのライヴ・パフォーマンスにはあって、こうしてよくよく聴いてみると『I Get Around』ってヘンな歌だよな〜とか、『Carifornia Girls』って一体どんなインスピレーションで書かれたんだろうとか、『Sufer Girl』ってシンプルなのに緻密なんだな〜… なんてことをあらためて考えてて。
 これらの曲たちを20代前半で書いてしまっていたブライアンは、『Pet Sounds』を引っ張り出さずとも、やっぱり天才だ。

 圧巻は『Don't Worry Baby』。同時代にこんな素晴らしい歌があったことに感謝したい。そして、ブライアンの声でこの歌が聴けた幸運にも感謝したい。
 この歌はロックン・ロール至高の名作、ロネッツの『Be My Baby』(この歌もホント大好き!)みたいな曲を作りたくてこしらえられた歌らしいんだけど、この気の遠くなるような美しさと、胸に滲み入る感動はどうだろう! 涙がちょちょ切れる。
 余談だけど、その時のライヴでは『Be My Baby』のカバーも披露。激涙。

 さて、そんなヒット曲満載のノスタルジックな2枚組ベスト盤『Endless Summer』は、'74年、ブライアン/ビーチ・ボーイズがまさにどん底をさまよっている時に発売、全米アルバム・チャート1位 を獲得し、ビーチ・ボーイズ・リバイバルの波が押し寄せることになった。

 


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